歩き方革命

歩き方革命

いざ、すすめ

革命」だなんて、大袈裟すぎませんか。
はい、大袈裟です。

でも、大袈裟からはじまったほうが、景気がよくありませんか。
「てえへんだ、てえへんだ、親分てえへんだあ」
そんな大さわぎからはじまったのは、銭形平次でしたね。
これで、いきなりガッツリと番組世界へ没入です。

歩く。
じつにシンプルな行為です。
だれでも、できる。
だれにも教わることもなく、身につけた行為。

そうです、「歩く」行為は、人間の遺伝子のなかに組み込まれているわけです。
ですから、教わる必要もありませんでした。

ハイハイをする。
やがて立つ。
つぎには、二本足で、歩きはじめていたんです。

教わらなくても、できちゃっていた「歩き」。
ですから、学校でも、とくべつな教育はなされません。
せいぜいが、運動会での行進の仕方くらいです。

統一性と個性

歩き方は、教わる必要性もなく、身についているもの。
ですから、そのまま、歩きつづけていればいいだけです。
とはいかないのが、「人間」の特殊性です。

人間だけは、特別扱いをしなくてはなりません。
逆にいえば、人間以外には、こういう必要はないということです。

たとえば、4本足動物。
犬でも、猫でもいいですが、アフリカの水牛を考えてみます。

アフリカ大陸には、水牛の群れがいます。
老若男女何百頭という水牛の群れが、歩いてゆくシーンをみてみましょう。

そこで感動するのは、その統一感のとれた歩き方です。
どの水牛も、同じようにサバンナ地帯を歩いてゆきます。
ある意味で、軍隊以上の統一感。

一方で、人間の歩き方を、都会の駅のホームでみてみましょう。
シャカシャカ歩くひと。
ゆっくり歩くひと。
ツエをもってあるくひと。
右と左のバランスをくずしてあるくひと。
大マタ、小マタのひと。
よくもまま、こんなにも多彩な歩き方があるものだと思いませんか。

人間以外の集団では、みることのない光景。

厚労省のすすめ

それを厚労省も気がついていたのでしょうか。
おすすめの「歩き方」を紹介しています。
そして、この歩き方は、いまやどこでも紹介されています。

どんな歩き方でしょうか。
まず、姿勢は、ピンとただしく立つ。
大マタで、力強い一歩をふむ。
カカト着地、つま先けり。
腕をしっかりとふる。

こんなところでしょうか。
これに、イチャモンはつけません。
なにしろ、厚労省御用達ですもん。
けっこうですよ、これだって。

ただし、これだけが歩き方じゃない。

トレッドミルでチャレンジ

わたくしのおすすめを紹介させていただきます。
それは、ずばり「小マタ」です。

これを、せっかくメディカルフィットネスこまちにあるトレッドミルで実践してみます。
(ふつうの道でも、もちろんできますが)

まずは、トレッドミルに、いつもの「歩行速度」を登録します。

そして、いつもの歩き方で、まず3分歩行
つぎに、おなじ速度のまま、「歩幅」だけを半分にして3分
歩幅が半分ということは、歩数が倍になるということです、だいたいで結構ですが。

この3分、3分の合計6分で、1セット
できれば、2セット、さらには3セットに挑戦。

そして、最後は、ふつうの歩き方3分をして終了。

おわかりでしょうか。
むつかしくはない、と思いますが。
この歩き方を「歩き方革命」と称します。

なにが「革命」なんでしょうか。
それは、チャレンジ3ヶ月後の自分のカラダが答えをみせてくれるでしょう。

・やせる(ほそいひとは、ふっくらする)
・姿勢がよくなる
・持久力がつく(→その延長上で、走れるようになります)
・膝や腰をはじめ、体の痛みの解消にもつながります。

そして、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などにも、驚くべき変化が。

ですから「歩き方革命」なんです。
信じるものは救われる。

いちど、おためしになってみてください。